FIELD
S.O.A.O ではプロダクトから海洋空間に至るまで、建築のフィールドに幅をもたせています。
建築は重奏的かつ多元的な関係性の中でより育まれるものであると考えます。
建築との様々な関係性や、場所と自然との対話の中で、新たな可能性や創造を期待しているのです。
また、晩年の菊竹清訓氏と共に海洋プロジェクトを行なったことは、S.O.A.O にとって、未来の海洋建築にとって、海洋プロジェクトの重要性を引き継いでいます。
未来へとつながる輝ける希望と、大海の如く大いなる拡がりと深さをもって
PHILOSOPHY
私は常に、西洋の思想を因襲しつつも、東洋の思想や自然観、日本的なアイデンティティを大切にしています。
日本に誇りを持ち、更には20 代後半からのネパールプロジェクト参加が貴重な経験となっています。
建築は文化・芸術的要素を備えた地域社会のコミュニティー資産です。
その土地の風土や歴史、地域に根差した固有なるものを大切にすることが重要だと感じます。
現代の建築都市が自然環境と寄り添い合い、より素晴らしい風景へと導びくこと
建築が時を刻むたびに深く愛され、人間の暮らしを豊かにさせること
それは建築家の役割であると私は考えています。
IMPRESSION
私にとって設計をすることは、工学的なリサーチ、図面、模型による伝達とともに、ドローイングや平面、立体等による芸術表現を付随した独創性を兼ね備えたものとなります。
私が美術大学で建築を学び、目に見えないものの大切さを学んだことも影響しているでしょう。
均質化された建築計画の枠を超え、建築がよりリアルに、より豊かに、より深く、より生き生きとした命を持ち、詩的な美しさと真実性を備えた存在であり続けたい。
設計を通じて本物を追求する私にとっては、自然な設計スタイルとなっています。